眠りの質を良くすることはできるでしょうか・・・(4) 令和3年4月2日
ドラッグストアに陳列されている「睡眠改善薬」をみると、ジフェンヒドラミン塩酸塩という物質を就寝前に50 mg服用するように指示されています。
ジフェンヒドラミン塩酸塩、という名前で思いつくのは、かゆみ止めのようなアレルギー症状の改善です。かゆいところに塗る軟膏はすぐに思いつきますが、かゆみ止めを目的にのむタイプはあるのかな、と疑問に思い、「ジフェンヒドラミン塩酸塩」と「処方薬」で検索をしたところ、やはりぬる薬ということで「軟膏」は出てきましたが、注射液が出てきてびっくりでした。サイト内をみると、アレルギー性鼻炎、急性鼻炎、蕁麻疹(じんましん)などが効能・効果としてあげられています。
「2錠中ジフェンヒドラミン塩酸塩 50 mg」に興味をひかれ、ついにドラッグストアに陳列されている「睡眠改善薬」を2種類購入しました。そのうちの一つをとりだして、1錠の重さを測ってみたら、160~170 mgでした。この中に有効成分ジフェンヒドラミン塩酸塩は25 mg含まれているのです。添付文書には、「添加物:乳糖、ヒドロキシプロピルセルロース、・・・(省略)」と書いてありますから、添加物も合計すると1錠が160~170 mgになっている、というようです。実際に測定した時には、“1の位”まで測定できてはいまですが、錠剤の規格として、正確な数字があるのでは、と思いますので、含みをもたせておきます。
重量を測定した錠剤をスケールとともにアイキャッチ画像に載せました。直径は1 cm未満ですね。
これら「睡眠改善薬」は、第2類医薬品に分類されています。「医薬品」である以上、重量をはじめとする規格は厳密に決められ、製造承認されています。
もう一種類の「睡眠改善薬」の1錠の重さはいくらでしょうね。