くすりの効き方の不思議さ・面白さ・・・(24)
令和4年3月5日
最近のこの「よもやま話」では、薬をのむと口が渇く、ことを話題にしています。
口の渇きに耐えて朝を迎えたときの血圧がどこまで下がっているか、このあたりを見極めたい、などというのは苦行にほかならないわけで、やはり勘弁願いたいです。
私自身が、3つの剤のうちでは、最もよく効いて血圧降下の幅が大きいな、と思っている薬剤の服用量を減らすと口の渇きが軽いです。容易に想像はつくかと思いますが、私がやった服用量を減らすことの反対、すなわち、服用量を増やせば効き目が高まりますが、副作用も強まります。ここは“薬の説明書“、いわゆる添付文書をきちんと見直す必要がありますね。
口の渇き、はあきらかに服用目的の血圧を下げる作用とは異なる作用ですから、副作用ということになります。添付文書は、医薬品医療機器総合機構、すなわち、
https://www.info.pmda.go.jp/
に行って、添付文書の検索をすればダウンロードできますので、参照しました。
私に出された処方では、処方して下さる先生にも口の渇きのことを申し上げたことがあり、1日1回1錠を就寝前に服用するのが、私向けの用量と判断されていると考えます。ところが、添付文書をみると、「通常成人1回2 mg (1錠)、1日2回(!)経口投与する。」と書かれています。それどころか、効果が不十分な場合は「1回 4 mg、1回2回に増量する。」と書かれています。もうビックリマーク!を3つくらい!!!つけたい気分です。実際に増量したら口の中はどうなってしまうのでしょう、という気分です。
口の渇きで夜中に目覚めることもあります。何か水分を取らざるを得ません。
しばしばいわれていて、一般によく浸透していると思いますが、薬の効き方や副作用の現れ方は人それぞれ異なるので、個人個人に合わせた薬の用い方が重要であるわけですね。