Dr OZくすりのよもやま話(6) 令和3年3月1日
くすりがいきなり効きすぎた! その6
くすりの効き目はどの程度日ごとに差があるものでしょうか
私自身の降圧薬(血圧を下げるくすり)の効き目は、過去どうだったのだろう、と5年以上前の記録を見直しました。だいぶ温かくなってきた5月~6月の記録です。日付の下に
最高血圧/最低血圧 の順に書いていきます。
5月X日 | 5月X+1日 | 5月X+2日 |
121/76 | 119/86(最低血圧が高い) | 102/67 |
5月X+3日 | 5月X+4日 | 6月Y日 |
110/72 | 112/81 | 119/84 |
6月Y+1日 | 6月Y+2日 | 6月Y+3日 |
126/84 | 128/88(最低血圧が高い) | 108/70 |
最低血圧は高い日がある、というべきでしょう、ただ、別の見方をすると、最高血圧が100を下回りそうな5月X+2日の記録もあり、最高血圧にも結構な日間差があると思えてきます。
これもびっくりですが、副作用の点でもずいぶん異なることにびっくりです。実は、当時から現在までくすり(仮にA~Cとしておきましょう)の内容(品名)はまったく変わりません。ただ、くすりCの用量(のむ量)がいまは半分になっています。5年と少し前のこの当時のくすりCの用量をいまのんだら、確実に夜中に口の渇きで眠れなくなります。いまから2年くらい前にこのことを自覚して処方医の先生に、くすりCを減らして頂きました。もちろん、口の渇きに耐えた翌朝の血圧は十分満足のいく低いものです。たまに振り返りをすることは大切ですが、口の渇きの副作用を自覚した数年の間に私の体に起きた変化、が心配になってきます。この分析はこのシリーズの中で述べていくには難しいテーマと思いますが、何かわかったら書いてみたいと思います。
「くすりが突然効きすぎた」のシリーズはおおよそこれで終了です。次は別のよもやま話を始めたいと考えます。ここまで読んでくださった方に厚く御礼申し上げます。